さあ、始めましょう。 3人から4人の仲間で最初の和音を響かせる、 あの感動を手にしましょう。
近くにアマチュアのオーケストラがありましたら、そこに入団しましょう。
弦楽器は大体いつも募集しています。オーケストラには室内楽が好きな人がいますから、チャンスをみつけて室内楽を始めてみるのが時間がかかるようで手早い方法です。 それに、オーケストラに所属していればもしあなたが初心者+alphaであっても、あなたが室内楽を始められるテクニックを身につけるまで、音楽に対する興味を保っておくことができます。 室内楽は一生の楽しみです。将来のことを考えてテクニックを上げることを考えてください。 室内楽にくわしい良い先生につくことは大事なことだと思います。 室内楽特有のテクニックというものもあります。 次に、出来るだけ多くの室内楽を聞いてください。それもバロック期のものから古典派までが特に重要だと思います。 とにかく自分なりに室内楽のイメージがつかめるようになるまで、室内楽を聴いてください。 素晴らしい曲が沢山あります。スタイルと響きの感じを身につけることが、本当の基礎だと思います。 時間を見つけて、CDやテープにあわせて弾いてみてください。ヴァイオリンならばあなたが相当の腕前でもセカンドヴァイオリンのパートが良いと思います。そして、なかなか面白いぞと、むずむずしてきたら、室内楽を始めましょう。 室内楽を始めるなら、オーケストラの仲間でも良いですし、 アマチュアの団体に入会するのも良いと思います。 声をかけてみること、ゆっくり楽しめる室内楽的環境で、室内楽をやることがキーです。 オーケストラの仲間もいない、ピアノ弾きもいない、アマチュアの団体からは地域的に遠い、なんて場合はもう誰でも良いのです。 音楽が出来る方と始めてみましょう。演奏形態が正しければ、すごく楽しめます。 そして機会を待ちましょう。 ご意見、質問はこちらまでお願いします。
さて、次はピアノさん。まず合奏を始めることです。 伴奏をしてみるのがよいと思います。 ヴァイオリンソナタでもなんでもいいと思います。でも出来るだけ早く3重奏を経験してください。2人と3人以上合奏では根本的に何かが異なります。 理想的には出来るだけ早くピアノトリオ、ピアノ4重奏、ピアノ5重奏という分野を経験してください。テクニックについても弦楽器ほどではないでしょうが、ある程度室内楽特有のものがあると思います。 それは音楽の演奏形態と目的からくるものだと思います。やはり、出来るだけ多くの室内楽を聴いてください。スタイルと響きの感じを身につけることが基礎中の基礎です。 そして、室内楽がやりたいなあと、むずむずしてきたらアマチュアの団体などに入会するのが良いと思います。 ピアノの場合、弦楽器にくらべテクニック上では高いハードルがあります。 率直にいえば弦は「ごまかしまくる」ことができますが、ピアノにはそれができないということです。有名な室内楽曲はどうしても音大生レベルのテクニックは必要になります。 あなたがテクニックに自信がないとしましょう。そんな場合にはどうやって始めましょうか。しかし諦めてしまうことはありません。The Speakers' Cornerに掲載しているピアニストに優しいピアノ三重奏曲をご覧ください。それからさらにチェンバロの世界があります。つまり通奏低音なんですが、これが音楽性の宝庫です。トリオソナタが沢山あります。それから、古典にも比較的やさしい作品があります。これで一生分の仕事になります。 その他のオプションとして、弦楽器を始めるという手もあります。 ご意見、質問はこちらまでお願いします。
管楽器の本流はオーケストラ、コンチェルトとソナタの世界だと思います。 もちろん、室内楽の領域でも素晴らしい作品がありますが、弦を交えた作品を継続的に続けることは難しいと思います。バロック期のものから現代まで、種々の作品がさまざまな楽器の取り合わせで作曲されておりますが、そのどれに対しても参加できるような環境という意味ではアマチュアの団体に入会するのが手早く、確実だと思います。 ご意見、質問はこちらまでお願いします。
室内楽は音楽を楽しむ究極のスタイルです。練習した曲が通ったらそれでおしまい、ということでは味気ないものです。 演奏の技術は言葉のようなものです。何をお話するかがもっと大事なことです。それには関連する本をお読みになることをお勧めします。
ご質問がありましたらKAMOSのスタッフ宛てにe-mailを送ってください。またSpeakers Cornerにある室内楽ノートもご参照ください。
戻る