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作品の位置付け(カテゴリー)

作品の背景で述べましたが、私の不勉強によりフォーレとこの作品の関係が良く分りません、しかし
作品を分析した限りでは、フォーレにとって新しい形式であるピアノ四重奏に全身全霊を注ぎこんで作曲しているように思えます。フォーレの人生全体で一つのターニングポイントになった作品のような感じがします。

演奏をやることになり泥縄的に演奏解釈を行なっているわけですが、この作品は真正面から取り組むに値する素晴らしい作品だと思います。メロディーが過多になり空中分解寸前の所もあると思いました。曲の魅力を最高に演出しながら、弱点をカバーする演奏を考え出すことはやりがいがあります。

メンバーには色々の角度から検討し、緻密に組み立てる演奏を提案しようと思います。