目次に

バルトーク
Bartok, Bera (1881-1945)

いうまでもなく20世紀最大の作曲家の一人です。この44曲の2重奏曲は1931年の作品です。

作品 44のデュオ 第1巻(1-25曲)第2巻(26-44曲)
楽章構成 オリジナルは第1巻:1〜14曲、第2巻:15〜25曲、第3巻:26曲〜36曲、第4巻:37曲から44曲

順番に演奏する必要はなく、演奏会では適当に抜粋されて演奏されます。
たとえば下記のような組み合わせが例として挙げられています。

(1) 44/19/16/28/43/36/21/42
(2) 17/38/37/10/35/39
(3) 7/25/33/4/37
(4) 11/22/30/13/31/(32)
(5) 1/8/6/9

第1巻 第1曲 (No.1)

第2巻 第1曲 (No.15)


 

第3巻 第1曲 (No.26)

第4巻 第1曲 (No.37)

第4巻 終曲 (No.44)


 

弾いてみた感じ 第1巻からだんだん難しくなってきます。初見でどんどんやるよりも曲を決めてしっかりさらったほうが面白いと思います。

初心者にも上級者にもお勧めの曲であることは間違いありません。

演奏会で取り上げたくなります。

技巧上の特徴 譜面はやさしく、すべてファースト・ポジションで演奏できると思います。重音にしてもとりにくいものは極力避けてあるようです。しかしながらリズムはかなりやっかいです。発想記号まで考えると本腰をいれて取り掛からなければ追いつきません。
合奏の特徴 ニ声部は完全に対等です。楽譜に細かい発想記号の指示がありますから忠実にもっとも効果的に表現することにより演奏効果がまったく変わってきます。
演奏時間